「Hello! インディー」『DELTARUNE』の開発者トビーさんにインタビュー(前編)

  • この記事をシェアする

明日6月5日(木)、Nintendo Switch 2 の発売と同時に『DELTARUNE』 が配信されます。

※本作は無料で配信されている『DELTARUNE Chapter 1&2』に新しく「Chapter 3&4」が追加されたものになります。詳細はこちらをご覧ください。

今回、およそ4年ぶりに、『DELTARUNE』に関するお話を開発者のToby Fox(トビー・フォックス)さんに聞いてきました。その内容を前・後編の2度に分けてお届けします。後編は明日公開しますのでお楽しみに。
一部、「Chapter 3&4」のネタバレも含んでいますので、注意してくださいね。

トビーさんに聞いてみた:前編

Toby Fox(トビー・フォックス)
『UNDERTALE』と『DELTARUNE』の開発者。最近は『Balatro』にハマっていたらしい。

こんにちは、トビーさん。前作の「Chapter 2」からおよそ4年……ようやく最新章となる「Chapter 3&4」が配信ですね。今のお気持ちをお聞かせください。

(トビーは白髪のヒゲをたくわえ、うつむいた)
ああ……4年か……
(トビーの体が、どんどんヒゲに飲み込まれていく)
ああ……。

白い髭に覆われてしまいましたね……それほど大変だったということでしょうか。前作から4年経っているということもあるので、トビーさんから前作までのおさらいをお願いしてもよろしいでしょうか?

ああ……思い出せない……4年も前のことなんて……。
(トビーが必死に考えると、体をおおっていたヒゲがシュルッと体内に戻った)

間違えてるかもしれないけど、あらすじはたしかこんな感じじゃなかったかな……。

フレンドリーなモンスターだけが暮らす、現代風の町。そこで生活するニンゲンのティーンエイジャー「クリス」は、ある日学校で物置の中をのぞいたら、不思議な世界に迷い込んでしまう――そこは、「闇の泉」が創り出した闇の世界。
そんなクリスと、クラスメイトのスージィと、ラルセイの3人は、伝説に語られる「予言の勇者」なんだとか。そして彼らの使命は、「闇の泉」を封印して災厄を防ぐこと

各Chapterの景色や登場するキャラクターたちは「闇の泉」が創られた場所の影響を受ける。「Chapter 2」の最後で「闇の泉」が創られて、テレビの画面が光って笑うところが見えた。ということは……次のチャプターはテレビに関連したものになるのかも……?

映像にもチラっと出てきていましたね。

という感じです。いかがですか?
すごくざっくり、設定とあらすじだけを説明しました。ジョークとか、キャラクターとか、キャラクターの成長とか、いろいろおもしろい細かい部分は話さずにおきましたので、興味持った方は、ぜひ、最初の2チャプターを無料で遊んでみてくださいね!(もう遊んだ人は、お姉さんとかにプレイさせましょう……)

Nintendo Switch版『DELTARUNE』のニンテンドーeショップページから体験版(Chapter 1&2)のダウンロードができます。

ありがとうございます! それでは今回、新しく配信する「Chapter 3&4」については、どんなゲームになるのでしょうか?

「Chapter 3」は、だいぶ突拍子もない感じで、普通のチャプターとはぜんぜん違います。
少し目先を変えてホッとひと息つくことを「一服の清涼剤」って言ったりしますけど、「Chapter 3」は「一服のヘリウム」って感じ。各チャプターを一気にプレイしたい人もいると思いますが、「Chapter 3」に関しては、肩の力を抜いて、ときどき休憩を入れながら遊ぶのがいいかもしれないです(「楽屋」もありますしね)。
トレーラーを見るかぎり、登場キャラたちがバンドを組んで音ゲーみたいなことをするシーンもありそうですね。「Chapter 3」には、他にもミニゲームがあるのかな……?

RPGという観点で言えば、「Chapter 4」はこれまででいちばん「RPGっぽい」チャプターになるかもしれません。「Chapter 3」をプレイしたあとで、それこそ「一服の清涼剤」になるかも。とはいえ……用法用量は守らないと、息切れしちゃうかもしれないのでご注意を。カットシーンのイベントがお好きな方は、どうぞお楽しみに。このチャプターには、特に序盤に、たくさん登場します。

これまでのチャプターと同じく、「Chapter 3」にも「4」にも、細かい仕掛けがたくさんあります。何か見逃した気がしたら、どちらのチャプターももう一度プレイしてみることをおすすめします。これ、今までどこでも言ってないと思いますが、各チャプターは一度クリアしてから再度プレイすると、イントロの部分をスキップできるんですよ。メインキャラクターが眠っていた場所を調べてみてくださいね。

トビーさん、ありがとうございました。
今回のインタビューはここまで。次回後編は明日公開予定ですのでお楽しみに。

それではみなさん、よいインディーライフを!

開発資料:キャラクター「グウェイ」のコンセプトアート

開発資料:キャラクター「シャドウマン」のコンセプトアート


      DELTARUNE © Toby Fox 2018-2025. All rights reserved.

        edited by : Indie World 担当
        • この記事をシェアする
        特に記載の無い場合、記事内の記載の価格はすべて税込です。また、パッケージ版のみの販売となるソフトは希望小売価格、それ以外のソフトはニンテンドーeショップでの販売価格となります。
        セール価格については、セール期間中の価格になります。
        製品の価格は変更になる場合があります。最新の購入価格はマイニンテンドーストア/ニンテンドーeショップでの価格を必ずご確認ください。
        この記事のほかにも、こんな記事があります。